2016年 12月 24日
阪神高速道路昭和45年答申の「第2環状線」の一部と放射路線「第2京阪線」がついに新規事業化へ!! |
「第2環状線」やら「第2京阪線」と書いておいてなんですが、「淀川左岸線延伸部」の事です。
ただ、私からすれば「第2環状線」やら「第2京阪線」と言っても間違いではないかなという認識です。
今の「淀川左岸線延伸部」の原点というか元々の計画は昭和45年に答申された阪神高速「第2環状線」の一部で(地図などでは「大阪高槻線」と記載されている事が多かったです)とその放射路線である「第2京阪線」です。
その計画が長い時を経て、道路構造を変え、ルートも建設可能なものに『一部変更』したのが「淀川左岸線延伸部」です。
※「第2環状線」や「第2京阪線」などについては『高速なページ』を参照ください。
平成29年度国土交通省道路局関係予算決定概要に淀川左岸線延伸部が『一般国道1号 淀川左岸線延伸部』の路線名で新規事業化箇所として記載されました。
まさか都市計画決定からここまで早く新規事業化が出来るとは思ってもみませんでした。
「大阪湾岸道路西伸部(5号湾岸線西伸部)」がつい最近事業化が決定したところで、そこにさらに「淀川左岸線延伸部」が来ました!!
湾岸線の方が5000億円で、淀川左岸線延伸部は4000億円!
大阪では万博の誘致を目指していますが、オリンピックが来るわけでもないのに合わせて9000億円規模の都市高速道路ビックプロジェクトが関西で行われます。
なりの金額ですが、両方とも必要性が極めて高い道路です。
昔から建設を待ち望まれながら巨額な事業費が見込まれるなど多くの問題に阻まれていましたが、事業費の分担や料金制度の改革などにより事業化へと結びつきました。
阪神高速道路「淀川左岸線」は路線番号で「2号」という環状線の1号に次ぐ番号を持たされています。
私の推測でしかありませんが、その番号には第"2"環状線という意味もあったのかもしれません。
また、「3号」は『"阪神"高速』という組織名を体現した『神戸線』が持っており、
第2環状線でなくてもやはり当時の阪神高速道路公団からかなり重責ある番号が付けられたのは間違いありません。
今でこそ、5号湾岸線と3号神戸線を繋ぐ渡り線のような路線になっていますが、「淀川左岸線延伸部」の開通で、大阪都市再生環状道路の一部としてかつての第2環状線のような役割に加えて、第二京阪道路を介して京都と大阪を結ぶ重要路線へとなり、ついに『2号』の本領発揮となります。
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by hanshinexpressway
| 2016-12-24 01:35